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CATEGORY : ブログ
障害者差別解消法②
DATE : 2016-02-23-Tue
前回に引き続き「障害者差別解消法」についてです。
参考資料も多く(①~⑤)長い文章になってしまいました。どうぞお時間のある時にお付き合いください

第一段落()と第二段落()は難しい文言のオンパレードです。嫌気がさすかもしれません。その場合は、第三段落()と第四段落()だけでも目を通して頂けたらとても嬉しいです



「障害者差別解消法」では、合理的配慮がキーワードになるということは前回書きました。
「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」=「障害者差別解消法」の第三章七条には合理的配慮について次のように書かれています。
2 行政機関等は、その事務又は事業を行うに当たり、障害者から現に社会的障壁の除去を必要としている旨の意思の表明があった場合において、その実施に伴う負担が過重でないときは、障害者の権利利益を侵害することとならないよう、当該障害者の性別、年齢及び障害の状態に応じて、社会的障壁の除去の実施について必要かつ合理的な配慮をしなければならない。

行政機関の中には公立学校も含まれ、合理的配慮は義務となります。
「障害者差別解消法」は小学校・中学校だけでなく、公立の学校なら高校・大学でも義務になります。幼稚園・保育園などは私立の場合でも努力義務となります。
参考資料①障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律-内閣府


では、学校での合理的配慮はどうなるの?ということですが、それについては文部科学省のサイトに次のように書かれています。
1.障害者の権利に関する条約における「合理的配慮」
(1)障害者の権利に関する条約「第二十四条 教育」においては、教育についての障害者の権利を認め、この権利を差別なしに、かつ、機会の均等を基礎として実現するため、障害者を包容する教育制度(inclusive education system)等を確保することとし、その権利の実現に当たり確保するものの一つとして、「個人に必要とされる合理的配慮が提供されること。」を位置付けている。
(2)同条約「第二条 定義」においては、「合理的配慮」とは、「障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。」と定義されている。
2.「合理的配慮」の提供として考えられる事項
(1)障害のある児童生徒等に対する教育を小・中学校等で行う場合には、「合理的配慮」として以下のことが考えられる。
(ア)教員、支援員等の確保
(イ)施設・設備の整備
(ウ)個別の教育支援計画や個別の指導計画に対応した柔軟な教育課程の編成や教材等の配慮

参考資料②合理的配慮について-文部科学省


具体的にどのような合理的配慮が行われる可能性があるかについてはこちらをご覧ください。
参考資料③合理的配慮の例-文部科学省
身体障がいに関係するところを抜粋引用します。
1.共通
•バリアフリー・ユニバーサルデザインの観点を踏まえた障害の状態に応じた適切な施設整備
•障害の状態に応じた身体活動スペースや遊具・運動器具等の確保
•障害の状態に応じた専門性を有する教員等の配置
•移動や日常生活の介助及び学習面を支援する人材の配置
•障害の状態を踏まえた指導の方法等について指導・助言する理学療法士、作業療法士、言語聴覚士及び心理学の専門家等の確保
•障害の状態に応じた教科における配慮(例えば、視覚障害の図工・美術、聴覚障害の音楽、肢体不自由の体育等)

5.肢体不自由
•医療的ケアが必要な児童生徒がいる場合の部屋や設備の確保
•医療的支援体制(医療機関との連携、指導医、看護師の配置等)の整備
•車いす・ストレッチャー等を使用できる施設設備の確保
•障害の状態に応じた給食の提供


6.病弱・身体虚弱
•車いす・ストレッチャー等を使用できる施設設備の確保
•入院、定期受診等により授業に参加できなかった期間の学習内容の補完
•学校で医療的ケアを必要とする子どものための看護師の配置
•障害の状態に応じた給食の提供



具体的な配慮としてどのようなものが考えられているか障害種別に細かく書かれたものがこちら。
参考資料④合理的配慮等環境整備検討ワーキンググループ 報告 別表-文部科学省
この中で自己導尿が必要な児童生徒のことについて書かれていますので、抜粋引用します。
(3)-1 校内環境のバリアフリー化
<病弱>
心臓病等のため階段を使用しての移動が困難な場合や児童生徒が自ら医療上の処置(二分脊椎症等の自己導尿等)を必要とする場合等に対応できる施設・設備を整備する。

たんぽぽの会には、自己導尿が必要な方が複数名いらっしゃいます。この”医療上の処置”は自己導尿に限らず、パウチ交換や便出し、その他排泄に関する行為に置き換えることができるはずですよね
所属する学校では、施設・設備が整備されていますか


学校における合理的配慮の定義や、決定までの流れ、具体的な支援や指導についての詳細はこちら。
参考資料⑤合理的配慮等環境整備検討ワーキンググループ 報告-文部科学省



合理的配慮なんて言われる随分前から、たんぽぽの会の親御さん方は、学校と話し合って子供たちがより快適に学校生活を送れるよう手を尽くしてこられたと思います。でも以前と違うのは、今年の4月からは公立の学校では、過度の負担とならない範囲でこちらの要求に対して配慮することは義務となるのです。(私立学校では努力義務)

今回、教育の分野(学校)での合理的配慮はどうなるの?ということを取り上げましたが、この合理的配慮は勿論、教育の分野に限ったことではありません。様々な分野でなされるべきものです。
もし現在、障がいに対する配慮が不十分であるために何かお困りのことがあるなら、一度関係者(関係機関)と話し合う良い機会かもしれませんね

最後までお読みくださいまして有難うございました



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CATEGORY : ブログ
障害者差別解消法①
DATE : 2016-02-13-Sat
2016年4月に「障害者差別解消法」が施行されるのをご存知ですか?

私自身熟知しているわけでは全くないのですが、知っておくとたんぽぽの皆さんの生活の質が上がりそうな内容も盛り込まれていますので、そのほんの一部を紹介いたします。

障害者差別解消法では、「不当な差別的取扱い」と「合理的配慮をしないこと」が、差別になります。
この法律では、「合理的配慮」がキーワードになります。

不当な差別的取扱い
例えば典型的なケースでは、車いすだからといってお店に入れないことは、「不当な差別的取扱い」であると考えられます。ただし、他に方法がない場合などは、「不当な差別的取扱い」にならないこともあります。

合理的配慮をしないこと
例えば災害の被災者がいる避難所。被災者の中に耳の不自由な方がいるとします。その事を知りながら、全ての情報を音声のみで伝えることは、「合理的配慮をしないこと」になります。
この場合、耳の不自由な方は避難所の管理者に、情報をメモして渡してもらえるようお願いすればいいですよね。

このように、生活の中で障がいのある人が不都合を感じないよう必要な工夫をして欲しいと要望があった時、それを相手にしてもらうことを「合理的配慮」といいます。このような「合理的配慮」をしないことも差別となります。

国の行政機関は障がい者に対し、「合理的配慮」を行わなければなりません。
民間事業者は、「合理的配慮」を行うよう努めなければなりません。
ただし、「合理的配慮」は際限なくしなければならないことはなく、負担になり過ぎない範囲とされています。

障害者差別解消法は、教育や公共交通、医療など対象は幅広いです。
関係府省庁が障がいを理由とする差別解消の推進についての対応要領を定めています。
是非一度内閣府 障害者差別解消法で検索してみてくださいね

次回は、教育の分野(学校)での「合理的配慮」は何だろう?ということを取り上げたいと思います。また長くなりそうですが、興味のある方は当ブログをのぞいてくださいね~


*当記事は、朝日新聞朝刊生活面(2016年1月12日付)を参考にして作成しました。


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2016年の幕が開けました。
DATE : 2016-01-13-Wed
たんぽぽの会の皆さま

冬休みが終わり、今週辺りからようやくエンジンが温もってきた方もいらっしゃると思います(私だけ)。皆さまはどのような年末年始をお過ごしになりましたか。
年末に手術のために入院をされたお兄さん会員さんがいらっしゃいます。術後の経過が良いようにお祈りしています。

我が家では冬休み中、のんびりと穏やかに過ごすことができました。そして何の変哲もない日常は決して当たり前のことではなく、色々な奇跡が重なって存在し、感謝するべきものだと思いました。息子が昨秋に手術のために入院をしたので、余計にそんな風に感じたのかもしれません。

新年がたんぽぽの会の皆さまにとって、健やかにそして幸せに過ごせる一年でありますように。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

秋が随分と深まってきました。朝晩はコートが必要な日もありますねお元気ですか。

今月、オストメイトである長男が整形外科で右足の手術を受けます。
長男の基礎疾患は、膀胱・直腸機能障がいですが、合併症として二分脊椎と両下肢の変形があります。今回の手術では、右足(垂直距骨という症状があり、足が上に反り返っています。)の骨の並びを整えたりします。
5年4カ月の人生で、6回目の手術。

先日、長男が通うこども園に、手術のために入院すると伝えた時のこと。
先生に『お母さん、○○くんの手術大変ですね。私たち、応援していますから』と温かいお言葉を頂き、
『いやもう、息子も私も手術には慣れっこですから。あはははは…』と本心ではないことを言ってしまった私。

開腹手術と比べると、整形外科の手術は、ほんの少しだけ気持ちがラク。
でも、入院や手術に慣れる日はきっと私にはやってこない
過去の手術では、手術室での麻酔薬投与の前に、病室で麻酔前投薬がされました。この投薬により、息子の意識は半分どこかへ行ってしまい、体がフラフラで自分では立っていられない酔っ払い状態。この様子を見ていると胸が痛くなる。『ボクは手術なんか受けたくないよう。お外で遊んでいたいよう。』と心の叫びが聞こえてくるよう。手術の時間が近付くと、息子はベッドに横たわったまま看護師さんにベッドを押してもらい、手術室のある階へと向かう。先生や看護師さん達が手術室エリアの入り口で迎えてくださり、『では、お預かりいたします。』という言葉の後、息子は手術室へ。この瞬間はいつも、息子に障がいを持たせてしまったことに、申し訳ない気持ちがあふれ出ます。
これは何度経験しても慣れることはありません

…なんてセンチになっている私ですが、当の息子は、
『やった~もうすぐ にゅ』と小躍りしています
入院中は、DVDプレーヤーを貸して頂いて見放題、看護師さんに内緒でお菓子をいっぱい食べられるし()、お母さん(私)はいつになく優しい、看護師さんとたくさんお喋りできるしで、なんだかワクワクするのでしょう

そんな無邪気な息子に心救われる今日この頃です。
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幼稚園・保育園・小学校など集団生活でのストーマケア
DATE : 2015-10-03-Sat
皮膚・排泄ケア領域の認定看護師さんに、集団生活の中のストーマケアについて書いて頂きましたのでご紹介します


ストーマケアを自分でする(セルフケア)ようになるのは何才くらいでしょう?
このような質問をお母さんから受けることがあります。
ストーマケアのセルフケアの練習はストーマ装具の貼り換えよりもまず袋から便を出す練習から始めます。これは便出しのケアの回数が貼り換えよりも多いからです。
個人差はありますが5~6才ごろにはできるようになることが多いと思います。
ストーマ装具の貼り換えもできれば小学校入学前にはできるようになっておくと学校でストーマ装具が外れてしまった時も自分で対処ができて安心です。
それではまだ自分で便出しやストーマ装具の貼り換えができない幼稚園や保育所でのストーマケアはどうしたらいいのでしょうか。
幼稚園では排泄が自立してから参加することがほとんどなので便出しを含めたストーマケア(排泄)の介助が難しいところが多いように思います。
保育所では対象者が乳児からなので排泄介助には寛容で便出しは介助してもらえることが多いですが、ストーマ装具の交換には対処してもらえないことが多いように思います。
それではストーマケアの介助はしてもらえないものなのでしょうか?
ストーマ装具の交換は平成23年に厚労省から医行為(医療者しかできない行為)ではないという見解が示され、医療の資格を持っていない一般の人のケアが可能になっています。
ストーマケアが自分でできない場合でも介助する人員や場所の確保など環境が整っていれば、保育士さんでも幼稚園の先生でも小学校の先生でもストーマケアをすることが可能です。
しかしストーマ装具の交換はおむつ交換と違い練習の機会がありません。交換方法、手技だけでなく、ストーマについての知識も持っておく必要があります。
厚労省もストーマ装具の交換をするのは教育を受けたものが望ましいとしています。
このような中、私は先日ストーマをもっているお子様が通っている保育所にストーマケアの研修をする機会がありましたのでお伝えします。
そこではすでに保育士さんによるストーマケアが行われていたのですが、保育士さんがストーマケアに関する研修を希望され、平日の保育所の子どもたちがお昼寝をしている時間帯に合わせ保育所に出向いて研修を行いました。実施後保育士さんには医療者からストーマケアについて詳しく聞けたことに満足していただけました。
私も保育所の生活の中で保育士さんが困っていることを直接聞くことができ、具体的な対処方法についてお話ができたので有意義でした。ストーマをもつお子様がこれから安心して集団生活を過ごすためのお手伝いができたのではないかと思います。
たんぽぽの会の皆さまも集団生活の中のストーマケアで困ったことがありましたら、担当の医師や看護師に相談してみてください。(以上)


たんぽぽの会の中にも、幼稚園・保育園・小学校などで『パウチ交換は医療行為だから、教諭・保育士にはそれはできません。』と言われ、パウチ交換のために園・学校に出向いていた親御さんがいらっしゃいます。これは親にとって大変なこと
厚労省がストーマ装具の交換は医療行為ではないと見解を示したのは良い事ですね
現在、パウチ交換のために園・学校に行くことを余儀なくされている方がいらっしゃるなら、園・学校で対処してもらえるよう相談してみる価値はあると思います。
また、担当のお医者さんや看護師さんによっては、園・学校でストーマケアの研修会を開いてくださるかもしれません

集団生活の中でストーマケアが必要になった時、園・学校に好意的に対処して頂けると、それはきっと子ども達の安心感につながりますよね。子ども達には安心して集団生活をおくって欲しい。それは子ども達にとって当然の権利ですから






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